髪の毛の役割、構造、成長サイクルなど、健康な髪の毛を育てるために知っておきたい基本的なデータをまとめました。
数字で見る髪の毛のデータ
日本人は、だいたい平均すると、髪の毛の総本数は約10万本、太さは8〜10µm、髪の成長の早さは一ヶ月に約1cmと言われています。
髪の毛の役割
髪の毛は、爪と同じように皮膚の一部分が変形して角質化したもので、ケラチンと呼ばれるタンパク質から出来ています。
髪の毛の主な役割としては、
(1)外気温の影響を緩和し、頭部を極端な温度変化から守る
(2)頭部への外的衝撃から脳や頭皮を守る
(3)UV(紫外線)や直射日光、熱などから脳や頭皮を守る
(4)感覚器・触覚器としての作用
(5)身体の中に蓄積された重金属類などの有害物質を体外に排泄する
など、身体にとって重要な役割をはたしています。
髪の毛の構造
髪の毛を断面図でみてみると、次の3層の構造からなっています。
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毛表皮 (キューティクル)
毛髪の表面を包む透明なウロコ状の表皮で毛髪内部を保護しています。きれいな髪に輝きがありつやつやしてみえるのは、キューティクルが揃っていて光を反射するから。
毛皮質 (コルテックス)
毛髪の主要な組織であり、髪の色、太さや弾力、くせ毛などさまざまな髪の性質に影響を与えます。
髄質(メデュラ)
毛髪の中心部分です。髄質の成分、機能はまだ十分に解明されていません。 |
髪の毛の周囲の構造は下記のようになっています。
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髪の毛は、地肌から出ている「毛幹」と、地肌の中にある「毛根」とにわけられます。毛根の先のふくらんだ部分が「毛球」で、この毛球にある「毛乳頭」が、髪の毛をつくる指示を毛母細胞に出すと、毛母細胞が細胞分裂をして、それが髪の毛となって成長していくのです。
毛母細胞の分裂を助けるのが、毛細血管から運ばれてくる酸素や栄養。つまり地肌の血行を良くすると、毛母細胞に栄養が行き渡り、髪の毛の成長を促進することになるのです。 |
髪の毛の一生(ヘアサイクル)
髪の毛が生まれてから抜け落ちるまでには一定の周期があり、これを毛周期(ヘアサイクル)といいます。
毛周期(ヘアサイクル)は大きく分けて成長期、退行期、休止期の3周期に分けられます。
退行期
期間
:2〜3週間
頭髪全体にしめる割合
:約1%
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毛母細胞の力がだんだん弱まってきて、髪の毛が成長しなくなってくる段階です。
退行期とは、細胞分裂が活発に行われる成長期から、髪の毛が毛母細胞から離れて完全に成長をストップする休止期に入るまでの移行期間です。 |
休止期
期間
:数ヶ月
頭髪全体にしめる割合
:10〜15%
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毛母細胞から離れて完全に成長が止まった髪の毛は、だんだん上のほうに上がっていき、抜け落ちる準備をします。この時期には毛髪はいつでも容易に抜ける状態にあり、抜けた毛根部の形状は少し膨らんだマッチ棒のような形をしています。
数ヶ月間この状態が続き、毛根の奥では、新しい髪の毛を作る準備が始まり、成長期[1]へと続きます。 |